デメリット解消|間取り変更リフォーム
昨今、「洗濯機置場はベランダ」というのを強く敬遠するお客様が増えてきました。
「振動や音が響くんじゃないか」「洗濯機が痛むんじゃないか」というご意見は前々からありましたが、今では「洗濯機置場がベランダ」=「古い建物」という印象をもってしまい、物件詳細を見るまでもなく候補から除外してしまう傾向があるそうです。
今回のお部屋は、家主様が「建物がしっかりしているから、あと10年、15年と貸し続けたい」というご意向があり、相談を重ね、室内を大きくリフォームする事になりました。
リビングルーム-Before-
リビングルーム-After-
和室6帖と台所6帖の間にあった押入を解体し、12帖のLDKに間取りを変更させて頂きました。
台所まで明かりが届き、とても明るいリビングルームになりました。
フローリングは遮音性・断熱性に優れた防音2重床を施行させて頂きました。
クッションフロア等のビニール系素材ですと、ペタペタと貼り付くような肌触りがありますが、フローリングの場合はサラッとしており、快適さが違います。
シンクや吊り戸棚、換気扇も新品に交換させて頂きました。
洗濯機置場-Before-
洗濯機置場-After-
ネックとなっていた洗濯機置場はリビングの片隅に設けました。
ただし、リビングから洗濯機が丸見えですと、見た目も悪いですし、来客時に抵抗感がありますから、写真のように袖壁を作り、折戸で隠せるようにしました。
洗面台・浴室・トイレ-Before-
洗面台・浴室・トイレ-After-
室内はリフォームで新しくすることができます。
デメリットを解消し、間取りや付加価値を高めることで、築30年以上の建物でも、新築・築浅物件に対抗する事ができます。
建物を取り壊し、ハウスメーカーで莫大な費用をかけ新築を立てた場合、費用を回収するのに一体どれだけの時間がかかる事か。家賃保証・サブリースの問題もようやく知られる事になりました。
さらなる高齢化が進み、適正な借主が確実に減ることがわかっている現在、今あるものをどう生かしていくか、これに知恵を絞ることが大切なのかもしれません。