どうなる?竹ノ塚駅 新駅舎設備計画・外観イメージ(案)

 

2018年9月28日

「竹ノ塚駅の高架下利用、新駅舎案の説明・アンケート」に行って参りました。

A4サイズ・3~4枚程のアンケートに協力させて頂き、高架下利用や新駅舎案について足立区役所のスタッフの方に色々とお話をお伺いさせて頂きました。

改札口の位置

2018年現在、改札口は地下に降りたところにありますが、完成後の改札口は地上1階になり、ロータリーなどから大きな段差なく駅構内に入れるようになるそうです。

 

改札を抜けると、2ヵ所の階段・エスカレーターと1台のエレベーターが設けられ、それを使用し2階のホームに上がり、電車に乗る、という構造になっています。

現在が、地下に降り、改札を抜け、また地上に上がり、それから乗車していますので、ずいぶん楽になりますね。

特に高齢者・障がい者にとっては大きな改善になるのではないでしょうか。

 

駅入口は現在、東口・西口にわかれていますが、完成後は一つになるようです。

下の外観イメージ案によると、東口ロータリーから西口ロータリーへは高架下を通って行き来できるようです。

 

光が反射して見づらく、申し訳ありません。

かつて、埼玉に最も近い駅(※)としてネタ扱いされていた「竹ノ塚駅」にはとても見えませんね。

※今現在は日暮里舎人ライナー「見沼代親水公園駅」が最も埼玉に近い駅になっています。ご参考までに、駅を出て、300m位進むと埼玉県に入ります。

 

イメージ図の位置は、東口のピーコックストアの宝くじ売り場辺りから西口方向を見ている図でして、ちょうど下の写真付近となります。

 

イメージ出来ましたでしょうか?

完成すれば、ここから高架下を通って西口ロータリーに出れるようになるんですね。

 

上の写真は東口ロータリーの銀座コージコーナーの前から撮影したものです。

東西の行き来がスムーズにできるようになれば駅前も活性化するでしょうし、地場の商店も商圏が広がってビジネスチャンスが生まれるかもしれませんね。

 

新しくできる西口ロータリーから見た図です。

西口のロータリーは高架の下に造られるそうです。

「用地買収が少なく済むから」と説明してくれましたが、確かに大勢の地権者からご理解を頂くというのは大変な時間と労力を費やすでしょうからね。

 

ただ、限られたスペースでロータリーを作るとなると、道路幅や乗降スペースなどは確保出来るんでしょうか?

雨天時など、送迎の車が多くなりますので、運転に不慣れな方でも安心して来れる設計になると良いですね。

 

 

高架化工事の進捗

 

現在、「連続立体交差事業の概要」記載の施行順序図④の所に差し掛かっています。

9月28日の時点では、上り緩行線の移動は完了していますが、図の上り急行線の高架は出来あがっていません。

また、上り緩行線の移動に伴い、踏切の停止線の位置が多少変更となり、以前に比べると踏切の待ち時間が若干増えた気がします。

 

 

今後は図のように少しずつ移設を繰り返し、2022年3月全線高架化を予定しています。

 

尚、当初は2021年3月に全線高架化を予定していたのですが、地下に鋼矢板が約2000枚も埋まっていることが発覚し、その取り除き工事の為、約1年、予定をずらしたそうです。

 

完成まで約3年半もありますが、大踏切の待ち時間は下り急行線の高架化(2017年8月)に伴い、大幅に短縮され、今まで「開かずの踏切」と敬遠していた多くの方が大踏切を利用するようになりました。

さらに2020年9月には上り急行線が高架化される予定なので、そうなれば、踏切の待ち時間はさらに減る事でしょう。

 

 

2019年3月 大踏切の様子

2019年3月14日の大踏切の様子を撮影してきました。

少々わかりずらい写真で申し訳ありませんが、写真の右側が竹ノ塚駅方面で、左側が西新井駅方面です。

 

写真の上から順に、高架化された下り急行、下り各駅(緩行)、上り各駅(緩行)、上り急行となっています。

踏切が2段構えになっており、「下り各駅+上り各駅」で一つ、「上り急行」で一つ踏切が設けられています。

 

「下り各駅+上り各駅」の踏切は始発電車が来ると中々開きません

2~3分は少なくとも待たされますし、場合によっては7~8分以上開かない事もあります。

 

以前は徒歩や自転車の場合、すぐそばにあったエレベーター付き歩道橋で踏切を渡ることができましたが、現在は歩道橋が閉鎖され、竹ノ塚駅の地下道か小踏切へ迂回するしか方法がない為、ほとんどの方が、ジリジリしながら踏切が開くのを待っている状態です。

 

踏切には数名の警備・誘導員が常駐しており、安全に踏切を渡れるようサポートしてくれます。

 

上の写真のように、踏切と踏切の間で開くのを待ちます。

誘導員の方が踏切内に侵入してよいかどうかの指示を出してくれますので安心です。

 

下りの急行が高架を通過しています。

急行の通過音はかなり大きく、振動もありましたが、高架化され、音・振動共かなり軽減されたように感じます。

全てが高架化されれば、線路際物件のデメリットが解消されるかもしれませんね。

 

余談ですが、竹の塚1丁目のセブンイレブンから大踏切までの間、上の写真のように道路の両脇にオレンジ色のポールが警察によって設置されました。

設置の際に、警察の方からお話をお聞きしますと、夜間の路上駐車対策の為との事でした。

ご来店頂くお客様から「めにくくなったねぇ」と。

駐停車禁止の場所なので致し方ないのですが、結構、不便です…。

 

さらに余談ですが、竹の塚1丁目のセブンイレブンのある交差点は大踏切方面へ右折禁止になっています。

実はこの交差点、頻繁に右折禁止の取り締まりをしているのです。

ご存じない方は次の記事をご参考にどうぞ。

 

駅ビルに関して

2018年9月現在の竹ノ塚駅

上の写真は現在の駅ビル(ビルと言ってよいのか…?)ですが、工事中の為、中は何のテナントも入っていません。確か、以前はロッテリアとかTUTAYAが入っていたと記憶しています。

 

さて、竹ノ塚駅の新駅ビル案ですが、現時点では「まだ決まっていない」との事で、

「高架化完成後、東武鉄道と協議の上、また地域の方のご意見をお聞きしながら検討していきたい」という回答でした。

 

実は竹ノ塚駅は「減築」工事を行っているのです。

出典 ブログ「東武鉄道想い出の73・78型」様より引用させて頂きました。

上の写真は減築工事前の竹ノ塚駅でして、電車の裏に写っているのが駅ビル部分です。

当時、10階まであり、4階から上が賃貸(おそらくUR都市機構)として住居部分になっていましたが、諸所の事情により、減築工事を行い、現在の姿となったわけです。

現在の東口ロータリー

どのような駅ビルになるのか、今から楽しみですが、商業施設だけでなく、保育施設や区民の触れ合いの場となる施設などが設けられると良いですね。

 

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竹ノ塚駅の歴史

情報コーナーには昔の写真も掲示されていました。

照明が反射し、写真が見づらくて申し訳ありません。

 

昭和36年(1961年)ですから、今から57年前はこういう風景が広がっていたんですね。

以前、竹の塚にお住まいの大家様から、「昔は竹の塚から谷塚駅が見えたんだよ。朝なんか、谷塚駅を電車が出発したのを見て、そろそろだなって、竹ノ塚駅に行ったもんだよ」とお話をお聞きした事があって、「え、そんなに何もなかったんですか?」とびっくりしたことがありました。

当時の人たちは、後に一日平均7万人以上が利用する駅になるとは思いもよらなかったでしょうね。

 

「竹ノ塚駅」は明治33年(1900年)に開業したそうです。

当時は「竹塚駅」という名称でした。

昭和37年には日比谷線と直通運転を開始、昭和42年には東口駅ビルが完成し、それから33年後の平成15年に減築工事を行いました。

平成28年に下り急行線を高架化、そして全線高架化・踏切解消工事の完了は2022年を予定しています。

 

国土地理院ウェブサイト様よりお借りしました

この写真は1936年に撮影された竹ノ塚駅周辺の航空写真です。

どこに竹ノ塚駅があるか、おわかりになりますか?

旧4号線と国道4号線、赤山街道が見つかると、竹ノ塚駅の位置が見えてくると思います。

 

詳しくは 【竹ノ塚駅の昔と今|竹の塚が街になるまで】 でご紹介しています。

1936年から2013年までの航空写真をご覧になって頂くと、田んぼや畑ばかりの「竹の塚」が急激に変化していくのがおわかり頂けると思います。

 

終わりに

118年の月日をかけ、驚くほど変貌を遂げた竹ノ塚駅。

現在は、街の発展、及び利便性のさらなる向上のために、日夜、全線高架化・踏切解消工事が着々と進んでいます。

それが終われば駅ビル工事。

10年後、竹の塚がどう変わっているか、今からとても楽しみですね。

 

夏の酷暑、冬の寒い中、雨風関係なく作業される方々には頭が下がります。

大踏切では、警備の方が声を張り上げ、身を挺して通行者の安全を確保してくれています。

事故や怪我などなく、無事、全線高架化・踏切解消工事が完了する事を祈っております。

 

 

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