ユニットバス内の排水から漏水
1月上旬、入居者様より「浴室の換気扇から水が漏ってくる」と連絡を頂き、すぐに現場に駆けつけました。
浴室の点検口を開けると、ユニットバスの天井裏に水たまりが。

換気口に水滴

ユニットバスの天井の裏側。水が溜まっていました。
水は無色透明。
点検口から天井裏を目視。確かに水を含んでいるようですが、水滴がたれてこない。

水を含んで色が濃くなっていますが、水滴がたれてきません。
10分程、じっと凝視してましたが、いっこうにたれてくる様子がありません。
当初は給湯管のピンホールを疑いましたが、どうやら違うところに原因がありそうです。
排水関係を疑い、上階に伺うと、ちょうどご在宅で、浴室を見せてもらい、そして水を流させて頂きました。
10~20分程度、水を流したのですが、漏水が確認できませんでした。
このマンションのユニットバスはツーピース(湯船と洗面台がセットになっているタイプ)の為、洗面台と湯船の排水の接続を確認しようと、湯船の点検口のビスを緩めたところ、「チョロチョロ…」と隙間から水が流れ出てきました。
どうやら内部に原因がありそうですが、ビスが一本ダメになっており、蓋が完全に外れません。
そこで翌日、業者さんと共に再度お邪魔し、蓋を外すと、湯船の内部に水が溜まっていました。

本来濡れるべき場所で無いところに水たまりが。
この溜まった水が階下に漏水としてあらわれていたようです。
ここに水が溜まった原因は、排水管の歪みとパッキン劣化により、排水管と排水管の継ぎ目に隙間ができて、洗面台を使った際の排水がその隙間からポタポタたれた事にありました。
排水管をしっかりと継ぎ直し、パッキンも新しく交換、1週間程様子を見たところ漏水は完全に止まっておりましたので、解決とさせて頂きました。