【生命保険】の見方が変わる 男性40歳までの生存率98.2%

 

生命保険の加入を検討する際、知っておくべき数値があります。

それは厚生労働省が毎年作成している生命表です。

生命表には平均寿命や死亡率などが統計をもとに記載されています。

客観的なデータをもとに死亡率等を知ることにより、生命保険に対する見方が変わってくるかもしれません。

 

延びている平均寿命

平成27年簡易生命表によると、男の平均寿命は80.79年、女の平均寿命は87.05年と前年を上回り、男女共に平均寿命が延びています。

(単位:年)

 
平成26年 80.50 86.83
平成27年 80.79 87.05

引用 厚生労働省 主な年齢の平均余命 【PDF】

医学の進歩や健康意識の向上により、癌や心疾患などの死亡率が低下、平均寿命を延ばしている一因と考えられます。

つまり「死」が遠のいているのです。

 

生命保険は被保険者が死亡したときに保険金が支払われます。

80歳で亡くなった時、残された家族にどれだけお金が必要でしょうか。

 

98.2%の男性が40歳まで生きる。

(単位:%)

 
40歳 65歳 40歳 65歳
平成26年 98.1 88.4 98.9 94.0
平成27年 98.2 88.8 99.0 94.2

引用 厚生労働省 生命表上の特定年齢まで生存する者の割合の年次推移【PDF】

 

統計上、生まれてから40歳まで、男性は98.2%、女性は99%の割合で生存する事になります。

突然ですが、あなたは98%の確率でハズレを引くクジに120万円を支払いますか?

アタリを引いた時の賞金は3,000万円です。

 

クジで考えると、躊躇する方がほとんどでしょう。

ところが、これが生命保険となると、大勢の方がこの2%のアタリにお金を支払うのです。

ここでいう120万円は、【30歳から40歳になるまでの120ヶ月間、保険料10,000円/月の定期保険に加入した場合】の金額です。

アタリを引く=死亡する、という事です。

クジのアタリとしての3,000万円と、生命保険として残された配偶者や子供の糧となる3,000万円とでは重さが違く感じるかもしれません。

しかし、数字だけでみると当たる確率の極めて低いクジに120万円もの大金を支払っている事と同じなのです。

 

生命保険は広い視野で全体を見て決める

生命保険=万一の時、妻や子供が困らないように…=その為なら月10,000円位の支出は仕方がないかな、と考えてしまうのが人情というものです。

誤解のないよう申し上げますと、「生命保険に加入する必要はないですよ」と申し上げているわけではありません。

わずかなリスクであっても、重大な事柄に関してリスクヘッジ=保険に加入することは大切です。

ですが、保険金の設定は、広い視野で全体を見て考えましょう。

保険セールスの言われるがままに決めてしまったり、「周りの人に聞くとこれぐらいのプランに入っているから…」と何となく決めてしまったりするのは避けたいですね。

遺族年金、勤務先の死亡退職金制度・厚生年金基金などを調べる、自身の年齢や家庭の支出がピークになる時期を話し合ってみる、保険と貯蓄のどちらが有利かを考える、はたまた万一に備えて収入を得れるよう配偶者がスキルを身につける等、色々な角度から検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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