竹の塚|住宅火災・火事の三大原因
空気が乾燥し、火事が増える季節になってまいりました。
2018年は足立区内で61件の住宅火災(12月12日時点集計)が発生し、6名もの尊い命が失われました。
住宅火災を防ぐポイントを確認し、大切な命を守りましょう。
住宅火災の三大原因と注意点
第1位 コンロ
- 調理中に洗濯物を取り込んだり等、コンロから離れていませんか?
- 火の近くにフキンやキッチンペーパー等、燃えやすい物を置いていませんか?
- マフラーやストール等を着用したまま火を使っていませんか?
- IHクッキングヒーターは専用の鍋等を使っていますか?
- 換気扇やコンロ周りの壁、魚焼きグリルが油まみれになっていませんか?
- ガスコンロはSiセンサー付きのコンロを使っていますか?
第2位 たばこ
- 横になりながらタバコを吸っていませんか?(寝たばこ)
- 疲れて、酔払って、タバコを吸いながらうたた寝をしていませんか?
- 灰皿に吸い殻が山盛りになっていませんか?
- 吸い殻は水で完全に消してから捨てていますか?
第3位 放火
- 家の周りに新聞紙や段ボールなどを置いていませんか?
- ポストにチラシを溜めていませんか?
- 収集日ではない日にゴミを出していませんか?
- 車庫や物置には鍵がかかっていますか?
こんなところも注意!!
■ストーブの周りに物を置かない
寒くなってくるとストーブが活躍します。ついついストーブで洗濯物を乾かしたり、つけたままうたた寝をしてしまったりしていませんか?
東京消防庁発表の平成29年住宅におけるストーブ火災による死者は8名。その全てが電気ストーブを出火原因とする火災だったのです。石油ストーブと違って火が出ない為、過信したのでしょうか。十分、注意を払わなければいけませんね。
■ライターやマッチを子供の手の届くところに置かない
東京消防庁発表の平成29年、火遊びによる火災は49件。内4割以上がライターやマッチによるものでした。子供の手の届くところにライターやマッチは絶対に置いてはいけません。
「火遊び」行為をするのは圧倒的に男子が多く、実に8割を占めているそうです。気をつけましょう。
■コンセントの掃除を心掛ける
家具や家電製品の裏側になっているコンセントに埃がかぶっていませんか?接続部が緩んだり、折れ曲がったりしていませんか?
電気コード等を出火原因とする住宅火災死者は、平成25年から平成29年までの5年間で38人。不適切な使用が続くと「電線の短絡」「金属部分の過熱」「トラッキング」などにより出火する恐れがあります。
延長コードの寿命は5年と言われていますが、異常がなければ使い続けている方がほとんどだと思います。大掃除の時などに電源コードやコンセントを確認し、コードが波打つ・固くなる・熱くなる等の症状が出ていたら危険です。早めの対応を心掛けましょう。
消火器を使えますか?
消火器を使わなければならない時がくるかもしれません。
使い方は簡単です。
- 安全ピンを上に抜く
- ホースをはずして火元に向ける
- レバーを強く握って噴射する
防災訓練などで実際に消火器の使用を経験できれば一番良いのですが、中々そのような機会はありませんので、次の動画でイメージを持つと良いかもしれません。
防火防災診断を受けよう
「火災による死者の7割以上が高齢者」という事で、東京消防庁でも、特に高齢者に注意喚起しています。
高齢者は火災に気付くのが遅れたり、避難に時間がかかったりして、被害が大きくなる可能性が高いためだそうです。
そこで東京消防庁では高齢者や障がい者など、災害時に支援が必要な方の自宅を訪問し、防火防災に関するアドバイスを無償で行っています。
是非、身の安全の為にも、防火防災診断を受けてみてはいかがでしょうか。
お問合せ先 ■区・災害対策課 計画調整担当 03-3880-5186 ■千住消防署 03-3882-0119 ■足立消防署 03-3852-0119 ■西新井消防署 03-3853-0119 |